2026.09.30

東京と群馬、移住するなら生活費の差は?比較で見る暮らしのリアル

「東京での生活、このままで本当にいいのかな」そんな思いを抱えながら、毎朝満員電車に揺られていませんか。テレワークが定着し、必ずしも都心に住む必要がなくなった今、群馬県への移住を検討する方が増えています。でも気になるのは、実際に生活費がどれだけ変わるのかという点ですよね。

私は元大手ハウスメーカーで注文住宅200棟以上、不動産取引1,000件以上に携わってきました。その経験から、東京と群馬では暮らしにかかるコストが大きく異なることを実感しています。今回は具体的な数字をもとに、両者の生活費を比較していきます。

住宅費の差が生活費に与える影響

生活費の中で最も大きな違いが出るのが住宅費です。東京都心で3LDKのマンションを借りると、月額20万円〜30万円が相場。一方、群馬県高崎市なら同程度の広さで8万円〜12万円程度に抑えられます。年間で見ると約150万円〜200万円もの差が生まれる計算です。

さらに注目したいのが、購入の場合です。東京23区内で新築一戸建てを購入しようとすると、立地にもよりますが7,000万円〜1億円は覚悟しなければなりません。対して群馬県では、飯田産業や一建設などの建売住宅なら2,500万円〜3,500万円で購入可能。しかも当社のような仲介手数料無料のサービスを利用すれば、100万円以上の諸費用を削減できます。

建築のプロとして多くの物件を見てきた経験から言えば、群馬の新築建売は決して質が低いわけではありません。むしろ土地に余裕があるため、庭付きで駐車場2台分確保できる物件も珍しくなく、子育て世帯には理想的な環境が整っています。

食費・日用品費の比較

意外に思われるかもしれませんが、食費については東京と群馬でそこまで大きな差はありません。スーパーでの野菜や肉の価格は、むしろ群馬の方が1割〜2割程度安い印象です。特に地元産の野菜は新鮮で安価。直売所を利用すれば、さらにコストを抑えられます。

ただし外食費は東京の方が選択肢が多い分、ついつい使いすぎてしまう傾向があります。群馬では外食の機会自体が減り、家族で食卓を囲む時間が増えたという移住者の声をよく聞きます。結果として、4人家族で月の食費が東京時代より2万円〜3万円削減できたというケースも珍しくありません。

日用品についても、群馬には郊外型の大型ショッピングセンターが充実しており、車でまとめ買いができるため効率的です。駐車場代を気にせず買い物できる環境は、子育て世帯には大きなメリットと言えるでしょう。

交通費・車両維持費の違い

東京では公共交通機関が発達しているため、月額1万円〜2万円程度の定期代で済むかもしれません。しかし群馬では車が生活必需品。大人2人なら2台保有が一般的です。

車両維持費として、ガソリン代・保険料・車検費用・駐車場代などを合計すると、1台あたり月3万円〜4万円、2台なら月6万円〜8万円がかかります。ただし群馬では駐車場代が月3,000円〜5,000円程度、物件によっては無料というケースも多く、東京の月額3万円〜5万円と比べれば大幅に安くなります。

専門家として見ると、群馬では新築戸建てを購入する際に駐車場2台分が標準装備されている物件がほとんど。追加費用なく車を保有できる環境が整っているのは、大きな安心材料です。通勤距離も短くなる傾向があり、ガソリン代も東京での電車通勤費とトータルで見れば同程度か、むしろ安く収まることもあります。

教育費・子育て環境のコスト

子育て世帯にとって気になるのが教育費です。公立学校の授業料自体は変わりませんが、東京では中学受験が一般的で、塾代に月5万円〜10万円かかることも珍しくありません。群馬では公立志向が強く、塾に通わせる場合でも月2万円〜4万円程度で済むケースが多いです。

また群馬県は自治体によって子育て支援が充実しています。高崎市では医療費助成が充実しており、子どもの医療費負担が軽減されます。保育料も東京に比べて月1万円〜2万円安い傾向があり、待機児童問題も都心ほど深刻ではありません。

さらに注目したいのが住環境です。群馬なら庭付きの一戸建てで、子どもがのびのび遊べる空間を確保できます。公園も広く、自然に触れる機会が豊富。情操教育の観点からも、プラスの要素が多いと言えるでしょう。

光熱費・通信費などの固定費

光熱費については、群馬の方がやや高くなる傾向があります。特に冬場の暖房費は、東京より月5,000円〜1万円程度上乗せになることを想定しておきましょう。ただし一戸建てであれば太陽光パネルを設置することで、光熱費を大幅に削減できる可能性もあります。

通信費はほぼ同等です。むしろ在宅勤務が中心になれば、通勤時間がゼロになり時間的コストが大幅に削減されます。専門家として多くの移住者を見てきましたが、「通勤時間が片道1時間半から15分になった」という声は本当に多く、生活の質が向上したという実感を持つ方がほとんどです。

水道代も群馬の方がやや安い傾向があります。庭の水やりなどで使用量は増えるかもしれませんが、基本料金自体が低めに設定されているため、トータルではそれほど負担にはなりません。

トータルで見る生活費シミュレーション

では実際に、4人家族(夫婦+子ども2人)の生活費を比較してみましょう。東京での月額生活費が住宅費25万円、食費10万円、交通費2万円、教育費8万円、その他10万円で合計55万円だとします。

群馬に移住して持ち家(住宅ローン返済)にした場合、住宅費10万円、食費8万円、車両維持費7万円、教育費4万円、その他8万円で合計37万円程度に抑えられます。月額で18万円、年間では約216万円もの差が生まれる計算です。

さらに住宅購入時に仲介手数料が無料になれば、初期費用で100万円以上浮きます。この資金を住宅ローンの頭金に回せば、月々の返済額をさらに抑えることも可能です。専門家の目から見ても、群馬への移住は経済的に非常に合理的な選択肢だと言えます。

まとめ|移住で得られる経済的メリットと暮らしの質

東京と群馬の生活費を比較すると、年間200万円以上の差が生まれるケースも珍しくありません。特に住宅費の削減効果は絶大で、同じ予算でも群馬なら広くて快適な住環境を手に入れられます。

ただし車の維持費や冬の光熱費など、群馬ならではのコストがあることも事実です。大切なのは、単純に安いかどうかではなく、自分たち家族にとって何が優先順位が高いかを見極めること。通勤時間の短縮、子育て環境の充実、広い住空間といった「お金では買えない価値」も含めて、トータルで判断することが重要です。

建築のプロとして、そしてFPとして1,000件以上の不動産取引に携わってきた経験から言えるのは、群馬への移住は経済的にも生活の質の面でも、多くの家族にとってプラスになるということ。特に30代の子育て世帯にとっては、将来を見据えた賢い選択になるでしょう。まずは具体的な物件を見ながら、リアルな生活費をシミュレーションしてみることをお勧めします。

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